ToReactiveProperty拡張メソッド
特に書くことがないのでReactiveProperty使うときに追加している拡張メソッドを紹介します。
ToReactivePropertyAsOneWaySync
ModelからReadOnlyReactivePropertyを作成するときに使います。
むっちゃ使います。
INotifyPropertyChangedクラスからViewModelのプロパティ作成するときはまずこれです。
基本はViewModelのプロパティは基本がReadOnlyReactivePropertyでありReadOnlyObservvableCollectionでありReadOnlyReactiveCollectionです。
編集が必要な時のみReactivePropertyを使ってます。
ToReactivePropertyAsOneTime
たまに使います。
ReactiveProperty.FromObjectを使いたい時によくなんだっけ?って忘れるのでToって書けばインテリジェンスで候補が表示されれば幸せになれると思います。
IDisposableとusing
今更なんですけどC#初心者な感じの話です。
最近ReactiveExtentionsを勉強しててDisposableによく触れるのですが自分でDisposableを実装するってやった事なかったなぁと思ってちょこっと作ってみました。
よくあるtry catchパターンの代替としてusingを使用する例です。
DisposableにてCommitするかRollBackするかを制御しています。
もっと色々なパターンでIDisposableって活用できそうですよね。
IObservable/IObserverもそうなんですけど,.NET Frameworkで用意されているInterfaceって色々と意味があるんだなぁと再認識させられます。
NSpeex.Reactiveをリリースしてみました
この度
NSpeex.Reactiveというライブラリをリリースしました。
現在のバージョンは0.0.1です。
このライブラリはNSpeex
と、NSpeexをObserver/Observableな感じで使用するための余計なライブラリが含まれています。
NSpeex単体で使いたい場合は本家を使用してください。
NSpeex単体でnugetパッケージを作らなかったのはワザとです(^◇^)
このライブラリは.NET4、Xamarin.Android、Xamarin.iOSで利用することができます。
にて管理を行っています。
どんなライブラリ?
こんなライブラリです。
NSpeex - Speex for .Net and Silverlight - Home
プラスしてRxのサブジェクトっぽくNSpeexを使えるようにしてあるだけです。
強いていえば、XamarinでNSpeexが使えるよ(^◇^)っていうのが特徴です?
サンプルは?
すいません。間に合っていません。そのうちサンプルアプリを作ろうと思います。
コードのイメージはこんな感じです。
どっかで見た気がします。
ObservableVoiceCaptureでキャプチャしたPCMをNSpeex.Reactiveでエンコード・デコードした後にDelayを1000msecかけて再生している例です。
どんなことに使えるの?
PCMデータをSpeexでエンコードしてネットワーク経由で送信して受信してデコードして再生するとVoIPになったりします。
現在の新しいVoIPなコーデックといえばOpusなのですが、Speexだってレイテンシも悪くないしイケてると思います。
たぶんそのうちOpusのライブラリ作ると思いますけど(^◇^)
おまけ
NSpeex/src/NSpeex.TypeScript at master · yuka1984/NSpeex · GitHub
以前のエントリー Netjsを使ってC#からTypeScriptへの変換をしてみた。 - 眠いしお腹すいたし(´・ω・`) で紹介したNSpeexのデコードの一部(NarrowBandにのみ対応)をTypeScriptで使用できるようにしたライブラリはこちらに管理を移動しました。
一応ブラウザで動かす例をちゃっかり載せときます。
サンプルはWebSocket経由でSpeexエンコードされた音声データを受け取ってJSにてデコードしてWebAudioAPIを使用して再生している感じです。
ObservableVoiceCaptureをリリースしてみました。
この度
ObservableVoiceCaptureというライブラリをnugetにリリースしました。
現在のバージョンは0.0.2です。まだ破壊的な変更をするかと思います。
このライブラリは.NET4.5以上、Xamarin.Android、Xamarin.iOSで利用することができます。
にて管理を行っています。
どんなライブラリ?
音声をキャプチャしたり再生したりできます。
.NET45版ではNAudio
を使用して音声データの入出力を行っています。
Xamarin.Android版ではNativeのAudioRecoed/AudioTrackを使っています。
Xamarin.iOS版ではInputAudioQueue/OutputAudioQueueを使っています。
PCMデータをbyteの形で取り扱う非常に低レベルなライブラリです。
特徴は?
インターフェースが全プラットフォームで共通になっています。
サウンドキャプチャはIObservable<byte>でサウンド再生はIObserver<byte[]>になっていて非常にシンプルです。
現時点ではXamairn Pluginの形で提供されていないのですが、近日中にXamarin Pluginに対応しようと思っています。
要するにXamarin Formsで低レベルなオーディオインターフェースをPCL上にて扱えるということになる予定です。
サンプルは?
すいません。間に合っていません。そのうちサンプルアプリを作ろうと思います。
コードのイメージはこんな感じです。
キャプチャしたPCMデータを1000msecディレイさせてそのまま再生させる例です。
実際に動かすとむっちゃハウリングします(^◇^)
割と簡単にPCMデータのやり取りを行えるようにしているつもりです。
どんなことに使えるの?
これ単体ではあんまり使い道がないかもしれません。
このライブラリは私が今作ろうとしている物の一部をライブラリ化したものです。
PCMデータをエンコードしてネットワーク経由で送信して受信してデコードして再生するとVoIPになったりします。
要するに単体では使えん(^◇^)
ということです。
以上、すごく無駄なエントリーでした(^^)/
Netjsを使ってC#からTypeScriptへの変換をしてみた。
アイコンがイケメンです。素晴らしいライブラリです。間違いないです。
ではなくてC#をTypeScript/JavaScriptに変換してくれるライブラリです。
仕組み的にはC#で作成したクラスライブラリファイル(.dll)を読み込んで.ts/.jsファイルを作成するイメージになります。
使い方
GitHubからプロジェクトをクローンしてビルドします。
引数に変換したいdllを指定してexeをコマンドラインから実行します。
そのフォルダにファイルが作成されます。
mscorlib.tsを作成されたtsファイルと同じ階層に置きます。
.NetFrameworkはどこまでカバーされているのか?
基本的にほとんど変換されません。
using Systemの範囲内は少しカバーされています。
具体的には
Netjs/mscorlib.ts at master · praeclarum/Netjs · GitHub
この範囲です。
ようするにNetjsは純粋にC#プログラムをTypeScriptに変換してくれます。
だから既存のC#資産をTypeScirptに。。。ぐへへぇ。みたいな事は出来ません。
私の使い方
既存のC#資産をTypeScriptに変換して使いました。
さっきと言っていることが違うのですが、C#で書いていても.NetFrameworkをあまり使っていない資産というものもあるということです。
NSpeex - Speex for .Net and Silverlight - Source Code
こういう類の資産です。
現在、私の知る限り
- C/C++ -> JavaScript
- C# -> TypeScript/JavaScript
emscriptenでC変換されたjsは結構見かけます。
duocodeeが現時点で継続しているプロダクトとしては最新の環境になると思いますが
連載:「○○してみた」日記:C#→JavaScriptコード変換ってどうよ? DuoCodeを試してみた - @IT
出力されるコードを見て(´・ω・`)となってしまったため試しませんでした。
Netjsでは
SimpleVoiceDeliver/NSpeex.Decoder.ts at master · yuka1984/SimpleVoiceDeliver · GitHub
こんな感じのコードが出力されます。
これなら手を入れようかって気になるかなぁと思います。
使ってみて
元コードがかなり.NETを使っていないコードだったので、すんなり変換できましたが、.NETを使っている部分で足りない部分はmscorlib.tsに書き足しました。
たしかArray.CopyとRandomだったと思います。
ようするに足りなかったら自分で書けば良いんです。
にソースコードは載ってます。
変換精度ですが、一部(´・ω・`)な部分がありました。
IL詳しくないのでわかんないのですが、配列の値セットが
array[index] = value;
みたいに変換されたいのですがarray.set_item(index, value);
という風に変換されることがあって、その部分は手で修正しました。
後は
byte[] short[]
がnumber[]
に変換されるのでUint8Array、Int16Arrayに書き直した。C#の2次元配列[,]に対応していないため、元コードをジャグ配列に直してからビルドした。
ぐらいです。
大体1日もかからず目的のtsファイルを作れたのですごく助かりました。
生かせる部分は限定的ですがアイディア次第では楽することができるかもしれません。
Xamarin.FormsでOnSleepとOnResumeの呼ばれるタイミングをAndroidとiOSで似た感じにしたい
Xamarin.FromsのPCLプロジェクトのApplicationクラスにはOnSleep/OnResumeという仮想関数が用意されています。
Working with the App Lifecycle - Xamarin
OnSleep - Called each time the application goes to the background.
OnResume - Called when the application is resumed, after being sent to the background.
となっているわけですが、AndroidとiOSで呼ばれるタイミングが全然違ったりします。
Androidでは画面上部から設定画面をプルダウンしたりしてもOnSleepは呼ばれませんが、iOSでは画面上部、画面下部から設定画面を引っ張ったりするだけでOnSleepが呼ばれたりします。
なのでタイミングが違いすぎてあまり役に立たなかったりします。
iOSをAndroidに合わせたい場合には以下のようにすると一応合わせることができます。
一応と書いてあるのはAppDelegate.csのOnResignActivationの基底をコールしないことによる副作用が見えないためです。
現時点で副作用らしい副作用は出ていませんが不安である場合には各プラットフォームのMainActivity/AppDelegateにて動作を実装してOnSleep/OnResumeを使用しないほうが良いかもしれません。
MVVMっぽくXamarin.Formsアプリ作ってみました。その5でおしまい
最後です。
MVVMっぽくXamarin.Formsアプリ作ってみました。その1 - 眠いしお腹すいたし(´・ω・`)
MVVMっぽくXamarin.Formsアプリ作ってみました。その2 - 眠いしお腹すいたし(´・ω・`)
MVVMっぽくXamarin.Formsアプリ作ってみました。その3 - 眠いしお腹すいたし(´・ω・`)
MVVMっぽくXamarin.Formsアプリ作ってみました。その4 - 眠いしお腹すいたし(´・ω・`)
前回まででXamarin.Forms本体のプロジェクト、そこコアロジックであるコントローラインターフェースへの実装、そして特定動作のライブラリ作成に関しての説明を行いました。
最後にこれらのライブラリをどのように結合しているかに関して説明します。
DependencyInjection
Xamarin.FormsのPCLプロジェクトで使用しているコントローラインターフェースに実装を注入するためにUnityを使用しています。
参照設定
まずは参照設定に関して説明します。
Xamarin.FormsのPCLプロジェクト
コントローラインターフェースプロジェクト(SwLib.PCL)のみを参照設定しています。
このプロジェクトからは直接KeyValueStoreは使用しないため、それらは参照設定していません。
Xamarin.Android/Xamarin.iOSプロジェクト
コントローラインターフェースとその実装、KeyValueStoreのインターフェースとその実装を参照設定しています。
コンテナーの利用
まずはUnityコンテナーにインターフェースと実装の登録を行います。
XamarinFormsSampleStopWatch/AppDelegate.cs at master · yuka1984/XamarinFormsSampleStopWatch · GitHub
インターフェースに対する実装を登録いているだけです。 LifetimeManagerにContainerControlledLifetimeManagerを使用することでシングルトンとなります。 LifetimeManagerは割と簡単にカスタマイズできたり作ったりできたりするので拡張性がかなりあります。
そしてコンテナーをPCLプロジェクトに引き渡します。
PCLプロジェクトのApplicationクラスはIUnityContainerを引数としていて、コンストラクタにてContainerを使用してViewModelなどを作成します。
コンテナーを介してインスタンスを作成することで、ViewModelのコンストラクタ引数にコントローラの実装が注入されます。
XamarinFormsSampleStopWatch/App.cs at master · yuka1984/XamarinFormsSampleStopWatch · GitHub
プロジェクトの初期段階ではインターフェースしかなく実装がないため、UI担当者はインターフェースに対するモッククラスを作成しコンテナーに登録する形で作業を進めていました。
UIがある程度完成しコントローラに対する本物の実装も形になってきた段階で登録を置き換えることでコードの変更を殆ど行うことなくモックと本物の切り替えを行うことができます。
ちなみに、今回のサンプルではViewとViewModelの関連付けはコードで書いていますし、実際に作ったプロダクトでもコードで書いています。
これは規模が小さければ、そっちのほうが楽だと思ったからです。
同じViewModelのインスタンスを使ってViewを切り替えたりとか管理できる範囲だったらViewとViewModelをセットにしてしまうよりコートでゴリゴリしたほうが色々とできました。
最後に
結構中途半端な説明になってしまってしまいましたが、このような構成をベースにプロダクトを作成しました。
こういった解説に不慣れなためあまり良いコンテンツにできなかったのですが、自分の復習になった事、ページ遷移に関するネタなど色々と新たに学習できました。
Xamarin.Formsの実践投入においての、良くも悪くも一例として役に立ってくれればうれしいです。
以上